ジョルジュ・パラントにかんする雑記帖

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Chroniques



≪本業≫でいそがしく、パラントはまったく追いかけていなかったのですが、ステファヌ・ボーさんがメールで知らせてくださり、パラントの哲学時評の全集の第1巻が (おもてむきは) 8月末に刊行され、すでに書店で (もちろん Web書店でも) 入手可能になっているとのことでした。
この第1巻は、『メルキュール・ド・フランス』にかれが連載していた時評を集成し、註をつけたものです。編集作業はボーさんの労作で、序文も彼が書きました。これまでまとまった形では読めなかっただけに、この出版は快挙だと思います。
しかし、だれが読むというのだろうとおもったり、よく出版社も出してくれたなあとおもったり、パランティアンでありながら、いやむしろ、パランティアンであるがゆえに、まるで僥倖をみているような気がしてしまうのです (笑)。
わたしにはボーさんがすでに郵便で送ってくれたとのことなので、いましばらく待っていることにします。


Georges Palante :
Chroniques complètes
Tome 1 (Le Mercure de France 1911-1923)
Préface : Stéphane Beau
Editions CODA
410Pages
ISBN: 2-84967-030-8





♯後日追記:

送られてきた本書をみたところ、410ページにわたって、『メルキュール・ド・フランス』にでた約70件の時評がすべて集成されているばかりか、毎回平均して30件以上の註をつけ、しかも長文の解説的かつ論評的な序文がついています。
パランティアンにとってはいうまでもありませんが、この時代の哲学の状況を知りたいひとには必携の書となるでしょう。

ちなみに、こんかいもまた、ボーさんは序文の註でわたしの名まえを出してくださいました。
これはけっしてわたしの功績ゆえではなく、知り合いだから友情出演させてくれただけです。たんなる clin d'oeil 。