ジョルジュ・パラントにかんする雑記帖

http://www.amazon.fr/Pour-finir-avec-Nietzsche-nietzsch%C3%A9isme/dp/2930402326/
から情報を転記:
著者 : Aymeric Monville, Domenico Losurdo
題名: Pour en finir avec Nietzsche : Misère du nietzschéisme de gauche, suivi de Réponse à Michel Onfray
出版社 : Aden
発行予定 : 2007年1月19日
定価 : 10 Euros
ISBN: 2-9304-0232-6


『ニーチェを終わりにするために : 「ニーチェ左派」の惨憺』という、ある意味でかなり挑発的な題名を付されたこの近刊書は、オンフレーがパラント論でもちだした「ニーチェ左派」なる概念を批判するものになる予定だそうです。
「パラントはニーチェ的か?」とたずねられれば、もちろん、「そうだ」といえる面も、「ちがう」といえる面もあるわけですが、これまでは、前者に重点をかけたオンフレーがあまりに目立ちすぎていたので、ことなる声がはっきりきこえてくるようになることはよろこばしいことです。




Chroniques



≪本業≫でいそがしく、パラントはまったく追いかけていなかったのですが、ステファヌ・ボーさんがメールで知らせてくださり、パラントの哲学時評の全集の第1巻が (おもてむきは) 8月末に刊行され、すでに書店で (もちろん Web書店でも) 入手可能になっているとのことでした。
この第1巻は、『メルキュール・ド・フランス』にかれが連載していた時評を集成し、註をつけたものです。編集作業はボーさんの労作で、序文も彼が書きました。これまでまとまった形では読めなかっただけに、この出版は快挙だと思います。
しかし、だれが読むというのだろうとおもったり、よく出版社も出してくれたなあとおもったり、パランティアンでありながら、いやむしろ、パランティアンであるがゆえに、まるで僥倖をみているような気がしてしまうのです (笑)。
わたしにはボーさんがすでに郵便で送ってくれたとのことなので、いましばらく待っていることにします。


Georges Palante :
Chroniques complètes
Tome 1 (Le Mercure de France 1911-1923)
Préface : Stéphane Beau
Editions CODA
410Pages
ISBN: 2-84967-030-8





♯後日追記:

送られてきた本書をみたところ、410ページにわたって、『メルキュール・ド・フランス』にでた約70件の時評がすべて集成されているばかりか、毎回平均して30件以上の註をつけ、しかも長文の解説的かつ論評的な序文がついています。
パランティアンにとってはいうまでもありませんが、この時代の哲学の状況を知りたいひとには必携の書となるでしょう。

ちなみに、こんかいもまた、ボーさんは序文の註でわたしの名まえを出してくださいました。
これはけっしてわたしの功績ゆえではなく、知り合いだから友情出演させてくれただけです。たんなる clin d'oeil 。



『トスキナア』に書いたわたしの記事を仏訳したものを、ステファヌ・ボーさんがかれのサイトにのせてくれました:

http://perso.orange.fr/selene.star/page_Watanabe_revue_2006.htm

上下がわからなかったのか、表紙の画像がさかだちしています。もともとがさかだちした題名だから、ま、いいか。

しかし、『トスキナア』には不快なおもいをしたなあ。註を校正させてもらえなくて、いざ出たら文字化けだらけだし、あちらでいれた名まえのひらがな表記は「わたなべ・べじゅんや」になっていたし (「べじゅんや」って何だよ)、おまけに皓星社からおくってきた2部は、わたしが留守中にとどいて、宛て先、宛て名ともにまちがっていたので郵便局がもってかえってしまった。メールで皓星社に再送依頼してもなしのつぶて。ま、こんなことをだれにうったえても、「個人的好意で皓星社があつかってくれているのだから、しかたがない」で終わりでしょうね。





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